むきりょくかん。>無気力どうでしょう サイコロの旅 Report
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 1日目 羽田空港
 

  空の玄関口から地を這う旅へ                            .

 何で羽田空港なんだよ

 という質問は、

 東京駅の予定だったけど、羽田の方が面白いかなって思っちゃった★

 の回答となる。
 この前々日に地元の友人と飲んでいて、その際に、「東京駅より羽田空港の方が面白い」と言われ、
 「そうだねその通りだね!」と意気投合してしまった結果、このような状況に至る。

 なお、羽田空港駅はJRではなく青春18きっぷ範囲外の為、ここに来るためだけに無駄に出費をしている。

 実はここで、
 ロンドンオリンピック中だったし、”オリンピック帰り風の男二人”という映像を撮るというネタがあった。
 何気に智蔵さんがわざわざ偽のメダルまで用意してきたという周到ぶりだった。

 ならば撮ろうと、メダルを下げてエスカレーターを下る男二人の動画を撮ったのですが、
 お互いに照れが強すぎて残念な映像になってしまった為にお蔵入りとさせていただきました。(うわぁ)

 これ以降も、動画としてアップ予定だったので、其々の駅などでテレビ番組風に映像を撮っていたが、
 音が遠かったり、手ぶれってたりしていて微妙すぎるので封印となった。
 今後はもうちょい撮影については色々検討しよう……。南無。

 
 さて、それはそれ。

 何はともあれ、これからサイコロの旅をするとして、意味もなく羽田空港に集まった3名。
 新婚夫婦+智蔵さんという異色トリオである。
 呼んどいて何だが、よく新婚さんと一緒に二泊三日旅行するという選択にOKを選んだものだと思う。(何

 集まった3名はとりあえず、撮影場所を探しにエスカレーターを上に。

 メダル男動画を撮影し、まずは中継地点の選択の時間となってしまいました。

 人が多いからと、外に出る。熱風すごい。

  

 中継地点選択

 

  一番最初の一番致命的な選択肢                           .

 中継地点、つまり今から我々が二泊三日かけて行って戻ってくる場所の選択。

 何気に一番重要な部分なんだけど、早々と選ぶ事になってしまうのが実に非情。

 
 その一覧はこちら!

グンマーの奥 新潟(新潟県)
タコ焼き食べよう 大阪(大阪府)
美味い蕎麦食いたい 下諏訪(長野県)
伊達家の栄光 仙台(宮城県)
伊勢神宮あたり? 伊賀上野(三重県)
や め て 羽後本荘(秋田県)

 
 新潟、大阪、仙台は有名なので説明は割愛。

 下諏訪は長野にある、高原近くの駅。元々吉村が行きたかった場所だったり。

 5の伊賀上野は三重県の、山奥の駅。
 そして6は、遥か遠い秋田の地。素直に鈍行で行っても13時間かかるというクレイジーエリアです。

 実の所、6が出た時点でゲームオーバーなのですが、勢いで選択肢に含みました。
 また、2、5も関西であり、直線距離500kmという地獄を見れそうな選択肢です。


 まぎれもない本音としては、
 『下諏訪を出して高原巡りして平和に帰りたい』だけでした。
 もう、3が出たらこの企画無くして、高原歩いて帰ろうかと結構思っていました。(何)

 そんな妄想が膨らむ中、智蔵さんがダイスを握ります。

 羽田で我々は何故にダイスを転がすのか。それは考えたら負けです。

 そして智蔵さんがダイスを投げる!

 智蔵 「何が出るかな♪ 何が出るかな♪ それはサイコロ次第さ♪」

 頼む! 下諏訪を! 高原巡りがしたい! さわやかな自然の中で穏やかな

伊勢神宮あたり? 伊賀上野(三重県)

 こうして、羽田空港より伊賀上野(三重県)を鈍行で目指す旅が始まったのでした。

 

 歩く背中が、どこか寂しい。 

   

 第一投 羽田空港   (目的地:伊賀上野)

 

  西への一歩                                .

 地図で確認したが、やっぱり遠い。明らかに遠い。なんだこれ。

 しかも新幹線ではなく、移動手段は青春18きっぷということで、鈍行列車のみだ。
 そもそも行けるのか? という不安で一杯だが、もう文字通り、賽は投げられてしまっていた。

 僕らに出来る事はもう、サイコロを投げる事しかない。

 と言う訳で、次の行き先リストを取りだした。
 まぁ、これは自分が作っているので、これを見る事自体は緊張も何もないのだが、
 「これから選べ」と言われたら緊張するのだ。

 動画の為、人のいない所を探しまわった所、
 ”第一ターミナルと第二ターミナルの移動通路”という相当薄暗い所に逃げ込む事になった。

 ああ、これこれ。
 リアル桃鉄でもこういう風に動いてた。実にしっかりと教育されてしまっている。残念な方向に。

  

温泉!(入れないけど) 熱海(静岡県)
西に行こう 大月(山梨県)
グンマー! 高崎(群馬県)
うなぎ!! 浜松(静岡県)
餃子の街 宇都宮(栃木県)
ほうとう! 甲府(山梨県)

  

 伊賀上野が関西である以上、西に進まなければならない。
 また、移動は東海道線がベスト。

 故にここでは、熱海・浜松が大当たりとなる。太平洋沖を延々行くのがベストルートだ。

 逆に、大月・甲府は山の方に入って行ってしまい、以後の動きがかなり遅くなるし、
 高崎に至っては新潟よりに動いてしまう。
 そして何よりも、宇都宮はただ北に行くだけという卑劣な選択肢なのだ。
 路線も少なく、戻ってくるだけで恐らく今日が終わる。

 ええい、何はともあれ、どうなるか分からんし、考えても仕方がない!
 なにせ、何を考えようともダイス次第でどこに行くか分からない以上、どうしようもない。

 吉村、振りまーす!!

 

   

  

ほうとう! 甲府(山梨県)

山ルート入りました。

  

 

 羽田空港→甲府 (移動距離:150km 時間:2時間30分)
 

  初めての18切符                                .

 「宇都宮に比べれば、少しでも西に行くだけマシ」と言葉を合わせながら電車に乗る。
 品川で18切符にハンコを押し、新宿でJR中央線に乗り換える。

 なお、この山ルートを取った為、西に移動しているのに伊賀上野までの電車ルートは
 東京駅発とさっぱりと変わらなかった、
つまり一歩も進んでない
 というオチに気付くのはもう少し後である。

 新宿から西へ西へ。
 最初はビル街の景色に、見慣れた安心感を感じていた。
 頭では分かっていながらも、いつもと同じ電車だと思っている所があった。
 明るい会話が続く。

 八王子を抜けたあたりから、一気に周囲は森の光景に変わっていき、
 「ああ、これから自分達は遠い所にいくんだな」と改めて思うと同時に、
 「何で遠い所にいくんだろうか」という至って普通の疑問を思うのだ。

 電車は更に進み、大月駅に到着した。

 

 (写真では分からないかもしれないが)
土砂降りだった。

 「これから遠くに行く(しかも行き先不明)」という3人にとって、この雨は心に重い。
 最初から先行き不安だってのに、早急な追い打ちである。

 まさかこの雨が、以後のイベントの布石になろうとは思いもしなかったのだが、それはまた後ほど明らかになる。
 というか、嫌でも明らかになる。

 逃げるようにホームを走り、乗り換え。次は甲府に向かう。
 列車が6両になって、「ああ、山に行くんだな、行ってしまうんだな」とドナドナ風味がとってもスイートだ。

 

 一応は旅なので、いい景色とも巡り合える。
 大月から甲府への移動中に雨がやんで、高い位置からこんな平和な景色を拝める事ができた。

 ああ、平和だなぁ。未だに自分達は今日の宿が決まってないけど、いい景色だなぁ。(遠い目)

 
 そんな具合で初めての移動は比較的平和に、それでいて多少のワクワク感と共に終わった。
 甲府駅到着は17時。

 第二投 甲府駅   (目的地:伊賀上野)
 

  移動時間2時間半、滞在時間15分                            .

 甲府へ到着。

 二時間半の乗車でしっかりと尻を硬くしたけど、この後はもっと乗る。

 何はともあれ、ダイスだ。

 時間は17時だというのに、宿が決まっていない。
 次の移動先で宿を見つけて、本日は終了となるだろうが、宿が見つからなければリアル野宿ルートである。

 陽が暮れる前に早々とやろう。良く分からない焦りから、自分と智蔵さんが小走りで駅の広場へ移動する。

 

   

松本城!! 2時間で 松本(長野県)
同上  
富士山! 2時間半 富士(静岡県)
もう寝たい 甲府で一泊
同上  
まだ行くの…? 3時間 静岡(静岡県)


 甲府が2つあるのは、間違いなく心の弱さである。もう勘弁してほしいという想いの結晶である。

 何と言ってもここは山間の街。
 二駅もいけば、ホテルどころかコンビニも怪しい地域なのだ。何でこんな所に来てしまったのだろう(涙)

 なお、富士駅、静岡は遠くてしんどいが、目的地である伊賀上野には近づける選択肢ではある。
 そういう意味では、北に向かう松本が未だとシンドイ所。大きい街らしいが。

 悔やんでもしかたない。そして何よりも時間が無い!

 と言う事で駅前広場のトイレの前で、智蔵さんがダイスを投げる!

 頼む! 甲府よ出ろ! 結構大きい街だし、ここなら確実に宿が取れそうだしそれに

  

  

   

  

松本城!! 2時間で 松本(長野県)

  
まぁそうですよねこうなりますよねー。


 電車の時間を確認したら、実に40分待ち。

 焦る気持ちを抑えつつも、とりあえず休憩。

 

 のんびり。

 駅前に武田信玄の像があって、写真も取った。こういう所だけは旅をしているなぁ。

 

 御大による平和すぎる御大日記がここから始まった。
 「地理がさっぱり分からん」と、一切の把握を放棄したが故に焦り一切無しの小娘の横で、
 男二人が青い顔をしているのであった。

 甲府→松本 (移動距離:100km 時間:2時間 累計:250km)
 

  「今日で学んだことは」 「「飯より宿」」                          .

 松本到着予定は20時。

 外が暗くなってきた。こんな時間にこの電車に乗るなんて初めてだし、多分以後もそんなにないだろう。

 周囲は一気に山間の景色。明らかに宿なんて無い。

 

 上諏訪。行きたかった上諏訪。

 美ヶ原という高原があって、夏休みに行こうかなぁと思っていたのだけれど、財政面の理由で断念した上諏訪。
 ……なんで自分はこの駅を通過しなければならないのだろうという、凄まじい寂寥に涙腺が緩みそうだ。 

 

 乗り換えは無いが、ひたすら乗り続ける2時間。
 結局、今日は昼からずっと電車に乗り続けている訳で、流石に会話のネタもなかった。

 薄暗い列車。座席はガラガラで絵になるのだが、なかなかに寂しい絵でもある。

 それはそうと、宿だ。
 松本は大きい街ということで、検索したら複数のホテルが表示された。

 だが、この時間。それにお盆という繁盛期。

 宜しくないのは分かっていたが、周囲に誰も乗っていない&時間が無いという事でホテルへ電話をかける。
 6件電話して、何とか見つかったのはツインが一室。
 ここは吉村夫妻で…という事になって、とりあえず2名はOKになったのだが……。

 その後、さっぱりとホテルが見つからないまま、松本に到着したのだった。
 外は豪雨。智蔵さんに野宿フラグが点灯していた。
 サイコロとは関係ない所でハードな旅模様が展開していていた。

 松本
 

  「今日で学んだことは」 「「飯より宿」」                          .

 駅前。雨の降る中、智蔵さんがひたすらホテルに電話している。

 智蔵 「今日、部屋って空いてますかね? ……ですよねー。ありがとうございましたー」

 このやり取りを20回聞いた。それでもホテルに空きがない。
 空きがないのではなく取りあってくれないだけなのかもしれないが、どちらにしろ智蔵さんの泊まる宿が無い。

 こいつはマズイと、周辺を探索するも、ネットカフェもない。
 これはカラオケで一泊ですかね、そんな話題を持ち出しつつ、智蔵さんのホテル電話が40回になった頃。

 ふと、ひらめく。電話を取りだす。

 吉村 「……あの、先程予約した吉村ですけど、ツインの部屋にエキストラベッド入れられます?」

 ホテルマン 「はい」

 智蔵さん、新婚さんと同室宿泊決定。

 
 新婚さんと旅行先で同じ部屋で寝るとか、長い人生でもなかなか無いと思います。(何)
 とはいえ、野宿よりはマシです。それに3人なら幾分か宿泊費も安くなるし。(何

 そんな訳で。ホテルに向かったのですが、何だか無駄にオシャレなホテル。
 確かに、お値段も大変オシャレでしたけどね! 背に腹はかえられぬ!!(涙)

 

 本当にこんな具合。当人たちはかなりシビアな精神状態でした。何だこの旅。

  

 

 信州に折角来たので蕎麦をちゅるちゅる。

 その後に、酒を飲みつつiPhoneで生放送をやってみたり。
 回線が悪いわ、喋ってる当人がもう疲れ切ってるわで大変にグダグダな放送になってしまいましたとさ。

 そんなこんなで一日目は終了。
 新婚と同室で寝る智蔵という実に奇妙な夜を過ごすのでありました。

 

  

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